株式会社 花背製材所は昭和46年 旺盛な木材需要を受け、地域の基幹産業である林業により生産された山林地域資源のさらなる価値向上、新たな地域産業の確立、花背地域の若手人材の雇用の場の創出を目的とし、古原修一と地域の有志により創業いたしました。
昭和50年には新工場を増築し、製材設備も強化、地域産材の良さ、特性を生かすため人工乾燥機は導入せず、創業以降46年間、地域産材を中心に国産材のみ、天然乾燥にこだわり一本一本の丸太と向き合って参りました。
木材需要の変化に対応し、柔軟な経営を行うため平成27年より経営陣を一新、新体制にて本来の企業理念に立ち返り製材事業を継続、新事業を展開しております。
林業部門
自社山林450haを中心にスギ、ヒノキ、ケヤキ、天然林と幅広く施業しています。
林地に適した樹種転換、幅広い樹種の広葉樹施業も計画しています。
また、委託管理森林施業も山主様の意向を聞きながらより価値の高い森林へと誘導しています。
製材部門
最大直径70㎝ 最大長7mの製材が可能。
賃挽きをメインに自社山林を活かした注文材、長尺材やむくり材にも対応しています。
葉枯らし乾燥材、天然乾燥材、月齢伐採材などの希少材も扱っております。
特殊伐採部門
長年の林業で培ってきた伐採技術を活かし、近年需要の高い特殊伐採事業を展開しています。
倒す方向のない木、重機の入らない場所など、普通では伐採が不可能な樹木も安全に伐採致します。
花背製材所の企業理念
『環境林業経営の永続と地域動植物資源の高価値付加による雇用創出』
江戸時代後期に創業者 古原修一の先祖は花背の地にまいりました。
徳川幕府より命を受け、もとより盗伐の多かった原地周辺地域の監視約として、生活に必要な山の恵みを享受しながら今日まで14代、300年間、花背の山を守ってまいりました。
人力で広葉樹を集め、炭に加工し、京都市内へ供給していた時代。
雪引きや木馬、修羅で搬出し、筏で運材していた時代。
運材索道、架線集材で機械化した時代。
トラックが登場し、チェンソーで木を伐るようになった時代。
重機が山を掘削し、山に道が出来てきた時代。
高性能林業機械により間伐に明け暮れた時代。
そして再び始まろうとしている大皆伐の時代。
森林環境は変わり時代は流れ社会は大きく遷り変りましたが、私たちはこの花背の地で山林や自然を敬い、その恵みを享受する。
また、感謝の気持ちを持って森林施業とゆう形で山林へ還元し、次の世代へ繋いでゆく…
その繰り返しの中で時代に翻弄されることなく、今必要なこと、10年後に変わらなければならないこと、50年後に守ってゆかなくてはならない事、100年後の時代に想いを馳せ、さらに300年後の未来へと脈々と繋げてゆくこと、それが私たち花背製材所の使命だと考えております。
会社名 | 株式会社 花背製材所 |
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設立 | 昭和46年12月27日 |
資本金 | 1000万円 |
事業内容 | 製材業、林業全般、特殊伐採、建設業 |
所在地 | 京都府京都市左京区花背原地町480番地 |
電話 | 075-746-0411 |
FAX | 075-746-0066 |